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ワックス剥離廃液の処理基準

【概要】
床に塗布されたワックスを剥離する際に生成される剥離廃液は、そのまま排出すると環境汚染につながります。私たちは、環境汚染を低減する処理基準を設定しています。

 

床の定期清掃の際に、これまで塗布してした古いワックスを一度剥離して、再度ワックスを塗布します。このワックスの剥離作業の際に、剥離廃液が発生します。一般的な剥離廃液は、ph9.8とアルカリ性の液体になり、そのまま下水に排出すると、水質や土壌の汚染の原因となってしまいます。剥離廃液を固形化させて産業廃棄物として処分する方法がベストですが、コストが障害となります。したがって、一般的には、剥離廃液を中和したうえで排出することになります。しかし、水だけでは、phを1下げるには廃液量の10倍必要、phを2下げるには廃液量の100倍必要になります。つまり、1,000㎡の床の剥離廃液を、水だけで中和しようとすると、10時間以上、水を流し続ける量の水が必要になる計算になり、現実的ではありません。私たちは、剥離剤メーカー様などの知見をいただきながら、現実的な剥離廃液の中和方法の基準を作成しました。現在、あるお客さまの許可をいただき、この基準を適用した作業を行っています。今後、さらなるコストの低減のための試行錯誤を行い、もっと多くの施設においてこの基準を適用し、環境保全の一助になればと考えています。
[2015年5月公開]

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