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都心部の降雪対策

都心部では、大雪に見舞われた際、公共交通機関に大幅な乱れが生じることが多く、不慣れな凍結した路面を歩行することになったり、建物からの落雪に遭遇したりと思わぬ危険が潜んでおります。

 

施設を管理している私たちにとって、積雪や凍結を原因とする労働災害の発生や建物設備の故障を未然に防ぐことは、大きな課題のひとつです。

 

しかしながら、自然災害である降雪に対処できる手段には限界があり、被害を最小限に食い止めるという視点から最も有効と考えられるのは、「危険予知」に対する事前対策なのではないでしょうか。

 

私たちは、一元的に管理を受注している都内に本社ビルを構えるA社様に対して、毎年11月頃から降雪を想定しての危険個所の洗い出しを実施しております。

 

ポイントとしている場所は、人や車両の動線となるところです。主に人が多く行き交うところや傾斜がありスリップしやすいところ、日陰で凍結しやすいところ、屋根や庇から落雪が予想されるところなどが挙げられます。

 

そして、私たちは事前に推測した危険個所から除雪作業の優先順位や除雪人員の確保、必要な道具などを選定し、より早い段階で購入を検討します。理由としては、除雪に必な道具は、雪が降ってから購入しようとしても、品薄状態となり入手困難となる恐れがあるからです。時には、融雪剤など専門的な商品も必要に応じて確保します。

 

また、除雪対象となるエリアの中には、屋上などの高所箇所が含まれる場合があります。

 

A社様の本社ビルでも、庇部分に雪が積もるとその下を通る歩道に落雪して、通行者に被害を与える危険性がありました。このような場合は、パートナーとの協力体制を図り、事前に専門作業員の確保を依頼し、要請があった際にはすぐに対応できるよう調整を行います。

 

さらに、建物の設備についても注意を払う必要があり、外に露出している設備に対しては、すべて目視による確認を行っています。特に室外機などは、ファン内部に残った雪が凍結して、いざ運転をしようとすると故障する恐れがあるため、降雪時は夜間でも最低限の試運転を行い、ファンを回しておくなどの凍結防止策を実施しております。

 

これからも、降雪対策だけでなく、想定できる事象に対しては、私たちの日頃の気づきを有効な情報としてお客さまと共有し、最善の課題解決策を提供し続けていけるよう日々努めていきたいと考えております。
(P.V)
[2016年3月公開]

 

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