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ノロウィルス対策

ノロウイルスは、冬季の「感染性胃腸炎」の原因となるウイルスです。近年、病名として認知されるほど、流行している感染症です。手指や食品などを介して、経口で感染し、1~2日の潜伏期間を経て嘔吐、下痢、腹痛などの症状が、数日間発症します。当社でも実施していますが、インフルエンザと同様に社員または社員の家族が感染した場合に、社内報告や出社停止などの対応ガイドラインを定めている企業も多いことと思います。

 

今回は、私たちが一元的に管理を受注している、都内に本社ビルを構えるA社様で受託している「日常清掃」において、ノロウイルスの感染、拡大防止策の一案として提案し、採用された事例です。

 

A社様における「日常清掃」は、常駐の清掃員7名にて、会議室、トイレ、喫煙所、廊下、外構などの主に建物の共有部分の清掃を行っています。特に、清掃範囲の中でノロウイルスの感染経路となりやすいトイレに関しては、通常1日に1回、午前中に清掃を実施していましたが、利用者数や清掃実施のタイミングなどを感染および感染拡大防止の観点からみた場合、清掃回数が不足しているのではないかと考えました。

 

そこで、清掃のパートナーと現状実施している他の清掃作業に影響が出ない範囲で実現可能な仕様を検討した結果、ノロウイルスが流行する冬季(11月~3月)の間、午前中のトイレ清掃とは別に、午後の巡回清掃にてトイレのドアノブや、レバーコックといった、トイレ利用者の方が直接触れる箇所を、ノロウイルスを死活化できる次亜塩素酸ナトリウムを利用して清掃するという案を導き出せました。合わせて、事業所内で感染者による嘔吐物が発生した際の迅速な処理を目的に、嘔吐物処理キットの購入、常備を行い、感染者が発生した場合の連絡方法や対応フローを取り纏めました。これらの提案をお客さまへ提示したところ、承認され実施の運びとなりました。

 

今回の提案は、お客さまにとって、金銭的な負担はほぼ変わらないまま、現行の仕様変更によって、より品質の高いサービスが受けられるということが可能となり、高い評価をいただきました。

 

私たちの提供サービスは、継続性の高いものです。しかしながら、決して同じことを長くやり続けるということではなく、お客さまのニーズや、現状の課題を常に洗い出し、解決策を模索し、提案し続けていくことが私たちの使命あると考えています。(えくぼ)
[2018年3月公開]

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