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地域活動の一環にもなったマンションの駐輪対策

豊島区に位置する築35年14階建てのマンションでは、テナントとして入店する1階スーパーマーケットの来店客が、マンション共用玄関前や歩道に駐輪する自転車に困惑していました。

 

共用玄関前の駐輪は、マンション住民の出入りに支障があることはもちろん、歩道の駐輪については、マンションから10数メートルに位置するコンビニエンスストアの駐輪と合わせ、周辺一帯に自転車が連なる光景が常態化し、生活道路として日々利用する地域の方々にも通行障害となっており、重大事故の発生が予見される小さなトラブルもありました。

 

スーパーマーケットが入店する際、この事態は容易に予想される問題であったため、管理組合は、入店の条件として、店舗側に駐輪場所の案内や掲示、指定外の敷地や歩道の駐輪車輌整理を提示しており、この経緯に沿って、店舗側に改善を求めていましたが、なかなか改善されない状況にありました。

 

スーパーマーケットなどの店舗は、地域に必要な生活インフラです。当然、マンション住民や地域の方々も利用するものであり、共存できる良好な関係が望まれます。

 

私たちは、店舗側のみに改善の責任を負わせる対応を見直すことを管理組合に提案し、賛同を得ました。
まず、対象が公道(歩道)であることから管轄行政に歩道駐輪禁止の掲示やパトロール強化の対応を依頼しました。しかし、期待する十分な効果は得られませんでした。

 

そこで、私たちは、最も有効な手段はリアルタイムで適正駐輪をアナウンスすることや通行障害を招く車両の移動を依頼することではないかと考えました。理事役員や組合員の方々に、お出掛けやお帰りの際、駐輪する来店客を目にした際、駐輪場への案内や通行障害とならないよう配慮した駐輪をお願いする声掛けをしていただきました。また、マンションの管理員によって、日常業務のほかに周辺の巡回を行い、同様の声掛けをしていきました。

 

管理組合と私たちが共同で、このような活動を継続的に実施した結果、来店客や店舗の理解と協力もあり、予想外の早期に、通行ゾーンを確保した整然とした駐輪の状態が見られるようになりました。

 

この活動に対して地域町内会から、管理組合に謝意が寄せられました。さらには、より一層の駐輪マナー向上のため、今回の対象エリア周辺のゴミ拾いなど美化活動が、地域町内会によって、開始されたようです。(P.V)
[2017年4月公開]

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