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デマンド監視

「デマンド」とは、電力を使用する需要家の最大使用電力のことです。

 

電力会社と電気の需給契約を結ぶ場合、一年を通して最も高い電力が発生する瞬間をデマンドとして設定し、その数値が月々の基本料金となります。このデマンドが電力会社との契約より超過すると、違約金の支払義務が生じるばかりでなく、翌月からデマンド電力を上げなければなりません。一度デマンドが契約値を超過すると、その翌月からは超過した最大値に契約電力が更新され、電力の基本料金が上がってしまいます。さらに、そこから一年間は契約電力を下げることができないため、デマンドの超過には特に配慮し、オーバーしないよう監視・制御することが求められます。

 

今回は、この竣工当初から約4年にわたりマネジメントを任されているA社様の本社ビルについてのサービス内容です。

 

この本社オフィスは設計当初、将来の電力アップを見据えて変圧器が増設されていたため、竣工当初から契約電力が高めに設定されておりました。ところが、4年が経過しても設備の増設が当初の計画どおりには進まず、契約電力も竣工当時のままとなっておりました。そこで私たちが、詳しく調査してみると、実際のデマンドは契約電力の約75%で、25%分の基本料金を毎月余分に支払っているということが判明しました。金額的には毎月約10万円、年間にして約120万円もの金額を余分に支払っていた事になります。

 

お客さまは、月々発行される電力会社からの請求書の確認だけでは、このような状況を把握することはとても困難です。私たちは、設備スタッフの日々の巡回とそれにより収集されたデータを分析することにより、埋もれていた課題を発掘し、お客さまへ契約電力見直しを提案することができました。

 

電力は、施設の利用状況のみならず、変化する気象状況などにより、大きく変動するため、施設を運営する上で重要な役割を担っております。今回のような契約電力の見直しはその一部にしか過ぎませんが、これからの最適化の観点から、課題解決に取り組んでいきたいと考えています。(P.V)

[2016年4月公開]

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