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透水性アスファルト舗装による水溜まり対策

私たちがマネジメントしている施設で実施した「透水性アスファルト舗装による水溜まり対策」をご紹介します。

 

今回の工事実施に至ったお客さまのお悩みは、降雨の際に従業員通用口前に水溜まりができてしまうことでした。従業員の方は必ず従業員通用口より出入りするため、その度に水溜まりを避ける必要があったり、時には気付かずに入ってしまうことがあったりと、大変困っていました。

 

水溜まりができる原因として、従業員通用口前の地面が周辺で一番下がっていたため、近くの側溝までうまく排水ができていないことが考えられます。この状況であるうえに、通常密度のアスファルト舗装であったため、地面にも雨水が吸収されず、水溜まりとして残ってしまっていました。勾配をつけて雨水を側溝まで流す方法もありましたが、現場はあまり勾配の取れない地形のため、ベストの選択とは言えませんでした。そこで私たちは、「透水性アスファルト舗装」での改善をご提案しました。

 

透水性アスファルト舗装は、あえて粗い材料を使用し、アスファルトの隙間から水を浸透させる機能を持った舗装です。雨水を表層から基層、路盤を通して路床に浸透させる構造をしています。

雨水を地面の下に逃がすことが可能なため、水溜まりの防止に効果があり、その他にも地下水枯渇化の防止や雨水流出による河川の氾濫防止にも効果があります。コストも通常のアスファルトとほぼ変わらないか少し安いくらいになりますので、導入はしやすいのではないでしょうか。

一方で、デメリットとしては勾配がある場所に施工すると、アスファルト下に浸透した雨水が土壌を洗い流すことにより強度不足になる可能性があると言われています。

 

具体的な工程は、既存アスファルトの撤去後、路盤工事などを実施し、トップに透水性アスファルト舗装を敷設・転圧します。少ない面積だったこともあり約2日間で完工しました。

 

従業員通用口前の地面を透水性アスファルト舗装にしたことにより、降雨の際、雨水が地面に浸透するようになったため、お客さまのお悩みであった水溜まりもできなくなり、喜んでいただくことができました。

 

アスファルト一つをとっても、用途にあわせて様々な種類が展開されています。私たちは、お客さまのお悩みや現場の状況に合わせて最善なご提案ができるよう、徹底したヒアリングはもちろんですが、日々の知識習得および情報収集を行うことが重要だと考えています。

 

(Jiru)

【2023年12月公開】

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