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カバー工法による扉交換

私たちが管理している施設の中には、海岸の目の前に位置している施設もあります。

お客さまの保養施設(研修、余暇など)として利用されているこの施設は、最高のロケーションであることが何よりの強みです。その一方で、海の目の前に位置することから、塩害の影響は凄まじく、外装は通常よりもかなりのスピードで劣化が進行します。

このような状況のため、外部に設置されている扉は腐食し、開閉が困難になるほどまでに劣化が進行することがあります。それに対して、私たちが取り組んだ扉交換の手法に関して紹介します。

 

一般的に扉を交換するというと、扉本体および扉枠を交換しなければなりません。勿論、扉枠に特段の不具合がない場合は扉本体のみの交換で問題はありませんが、扉枠の腐食も進行しているようなケースでは、扉本体、扉枠の両方を交換する必要がでてきます。

しかしながら、扉枠の交換まで行うと、扉枠周辺の壁も工事する必要が出てくるため、かなりの費用・工数がかかります。そういった理由から、お客さまとしてもなかなか実施に踏み切ることができないというのが実情です。

 

このような状況を踏まえ、今回私たちが提案をしたのが「カバー工法」です。

カバー工法とは、「既存の扉枠に、新たな扉枠を被せ扉本体および扉枠の交換を行う手法」のことです。要するに、既存の扉枠そして扉枠周辺の壁は工事する必要がない手法となります。

メリットとしては、工期の短縮が挙げられます。通常の工事ですと2~3日は工期を要しますが、カバー工法の場合は半日~1日程度に短縮ができます。

また、費用の削減が可能な点も大きなメリットです。壁への着手とその補修工事の必要がなくなることから、その分の費用も抑えることができます。

こうしたメリットを提示しながら提案を進め、ようやく工事を実施することができました。ここ数年腐食により開閉できなかった扉もスムーズに開閉できるようになり、お客さまも喜ばれていたことが印象的です。

 

このように設備も含めた建物の不具合を解消するには、様々な手法があります。多くの選択肢をもち、お客さまの事情を理解した上で課題解決策を提案することこそ、私たちに与えられた大事な役割であると考えています。(yk)

【2023年1月公開】

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