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清掃資機材の平準化

今回は私たちがマネジメントする建物で採用している「清掃資機材の平準化」についてご紹介します。

 

清掃は、汚れを除去して「キレイ」にすることと単純に思われがちですが、人の健康を守る「衛生性」、人に快適性を与える「美観」、建物の機能を延命させる「保全性」、「安全性」などの意味を含み、建物本体の運営維持、さらには賃貸ビルの空室率、テナントの集客力にも影響するほどの重要かつ繊細な業務です。

 

建築基準法に定義された一定の建築物では、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」にて、建築物環境衛生管理基準の一つとして、日常的に行う清掃のほか、大掃除を6ヶ月以内ごとに1回、定期的かつ統一的に行うことと定められています。

 

日常的に行う清掃は、文字通り「日常的に発生する汚れを日常的に除去すること」、大掃除は、「日常清掃では除去できない汚れを定期的に除去すること」を目的としており、通常、前者の総称は「日常清掃」、後者の総称は「定期清掃」と呼ばれています。

 

これらの目的を達成するためには、清掃範囲、作業項目、実施頻度などが建物の特定に応じて適正に設定される必要があり、また、清掃用具などの資機材についても適材適所の活用が望まれます。この詳細をまとめたものが「業務仕様書」です。

 

本来、清掃スタッフは業務仕様書に基づき作業を行いますが、最終的な完成度はスタッフの主観に頼らざるを得ず、特に多種多様化された資機材は、その使用方法をスタッフの判断に委ねており、これが業務品質に「バラツキ」を生じさせる原因の1つになっています。

 

この問題の解決を図るために、私たちは業務品質の平準化を目的として「資機材の種類」、「適切な使用方法」、「清掃現場の状況」、「スタッフの業務効率」、「トラブル回避」などを分析し、これらをまとめたマトリクス表を作成し、清掃業務を委託している全てのパートナーに提示し、清掃スタッフへの指導を求めました。

その結果、業務品質と業務効率が格段に上がり、目に見える改善ができたことで、お客さまから高い評価をいただくことができました。

 

このように、清掃とは「人×場所×現状×時間×資機材×方法×想い=業務品質」という公式のもとに行われ、建物を適正に維持管理するために欠かすことができない業務であり、計画的かつ継続して行うことが重要です。

 

私たちは、お客さまの建物を美しい形で維持させるため、さらにお客さまの建物の収益率を向上させるために、日々清掃業務のブラッシュアップを図る必要があると考えています。(KOB)

【2021年10月公開】

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