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給水方式変更工事のご提案

 

2020年3月に、東京都世田谷区にある築29年の3階建てマンションで、給水方式の変更工事を施工しました。

 

このマンションは、竣工時から貯水槽水道方式で給水しており、半年に一度行われる給水設備点検で、加圧ポンプの異音および圧力表示が正常でないとの指摘を受けていました。指摘を改善し、設備を正常に稼動させるためには、給水ポンプユニットの交換工事が必要とされていましたが、私たちは、3階建てというマンションの構造から、水道管からの圧力のみで給水を行う「直圧直結給水方式」に変更できるのではないかと考えました。

 

実は、東京都水道局では、直圧直結給水方式への変更を推進しています。2012年度からは、貯水槽水道方式から、直圧直結給水方式に切り替える建物において、道路部分から水道メータまでの給水管を現状より太くしなければならない場合には、この増径工事を水道局が施行するようになりました。浄水場でつくられた水を、直接、各住戸の蛇口まで届けることができるため、マンションの居住者は、安全でおいしい水を使用することができます。

 

管理組合の資産の観点からも、直圧直結給水方式へ変更するメリットがいくつかあります。直圧直結給水方式では、給水ポンプユニットや貯水槽などの設備を要さないことから、経年劣化や故障による設備交換が不要となります。また、設備を正常な状態に保つための保守点検および清掃などのランニングコストや、設備が稼動する際に使用する電気量の削減にもつながります。貯水槽を撤去することにより、事故や災害時に断水するデメリットが発生しますが、管理組合がより良い選択をできるように、私たちは、給水ポンプユニットの交換工事のみではなく、直圧直結給水方式へ変更する工事も併せてご提案いたしました。

 

私たち提案を受けて理事会で検討したところ、理事役員からは直圧直結給水方式への変更に対し賛同の声が多くあがり、臨時総会に議案上程することが決まり、2020年1月に開催された臨時総会では、満場一致で直圧直結給水方式への変更が可決承認され、2020年3月に直圧直結給水工事への施工が完了いたしました。

 

この管理組合では、給水設備点検や貯水槽清掃などの費用が削減できたことにより、マンション価値向上のために資金を費やすことができるようになりました。保守点検での指摘事項が、大規模修繕工事などの新たな取り組みをスタートさせる契機となり、お客さまの立場にたって有益な提案を模索することの大切さを、改めて実感しました。(あきら)

【2020年8月公開】

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