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熱中症

最高気温が30℃を超える真夏日が続き、日によっては35℃以上の猛暑日となる今日、誰にでも発症の可能性がある熱中症はとても身近な問題となっています。

 

2016年に厚生労働省が公表した「職場における熱中症による死傷者災害の発生状況」によると、2016年に職場での熱中症による死亡者数および4日以上休業した業務上疾病者の数は462人(うち死亡者12人)というデータが出ています。死亡者12名の職場での状況を見ると、WBGT値(暑さ指数)の測定の未実施、 計画的な熱への順化期間の未設定、事業者による水分および塩分の準備不足、健康診断の未実施などが挙げられています。また、業種別での死傷者を見てみると、建設業が最も多く、次いで製造業にて多く発生しており、全体の5割をこの2業種にて占めているという結果になっています。

 

熱中症にかかると、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、けいれん、全身の倦怠感などの症状を発症し、重症化すると40度以上の発熱や意識障害に陥る危険性もあります。また、熱中症は気温が高い場所や湿気が多い場所に長時間いると起こりやすく、室内にいても熱中症になることがあります。熱中症を防ぐには、こまめな水分補給、塩分補給、充分な休息、規則正しい生活が必要不可欠です。また、これらについて自分自身で体調管理を行うことはもちろん大切ですが、職場においても組織として、熱中症の対策を行う必要性があります。

 

私たちは各オフィスにおいて、塩分補給のための熱中飴(熱中症対策用の飴)を設置し、熱中症対策を行っています。また、必要に応じて、工事や清掃作業を行う作業者に対して熱中飴の配付、こまめな水分補給の呼びかけを実施しており、組織として熱中症の予防に努めています。

 

誰にでも熱中症になる危険性があります。また、重症化してしまうと最悪の場合、命に関わることもあります。しかしながら、基本的な対策をとることで、未然に防ぐことができます。「自分だけは、私たちだけは大丈夫」という意識は捨て、各自での体調管理、そして、組織としての対策管理の強化が必要不可欠です。 (えくぼ)
[2017年7月公開]

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