FM TOPICS
人工知能を活用したファシリティマネジメント

日常生活において人工知能(Artificial Intelligence/AI)を利用する場面が急速に浸透してきていることは、皆様ご承知のとおりかと思います。
近年、ファシリティマネジメント(FM)の分野においても、AIを導入・活用する事例が増えてきています。例えば海外に目を向けると商業施設を管理する意思決定者の約84%が、施設運用にAIの活用を増やす予定と報じられています。企業や組織が保有・利用する建物、設備、空間、資産を総合的に管理・最適化し、そのパフォーマンスの最大化を目指すFMは、定量分析に優れるAIと親和性が高いものと考えられているのです。
AIを活用してFMを実行する利点としては、まず予防保全の精度が高まることが挙げられます。各種設備についてセンサーを設置し、IoTモニタリングを分析することで将来的な故障を予知・予測することはAIの得意とするところで、トラブルを未然に防ぐ提案が可能になり、更には一歩進めて、建物部位ごとの劣化予測モデルによるライフサイクルコストの最適化を図ることも見込めます。
また、AIが電力消費のパターンを学習し、電力ピーク時に照明や空調を最適に自動制御することで、省エネルギー・環境負荷の低減に繋げることが期待できます。
企業や組織の運営といった視点では、風水害が頻発する昨今、過去の災害データや地理情報、施設データをAIで統合することにより、地震・洪水・火災などのシナリオ分析を行えるため、事前には被災時の行動をシミュレーションし、事後には復旧に必要となるリソースを自動でリストアップする等、BCP(事業継続計画)の策定にAIは大いに活躍してくれるでしょう。
当社もFMのアウトソーサーとして、お客さまに寄り添うという基本姿勢は変えず、AIを活用しながら時宜にかなった提案を行い、データに基づく価値創造と施設の最適化を図ってまいります。
【2025年10月公開】
お問い合わせはお気軽にどうぞ
企業施設、賃貸施設、マンション、公共施設、教育施設などの施設管理業務(主に、運営維持業務)の効率化、コスト削減をご検討の際には、マネジメント業務に特化したアウトソーサーである私たちへお気軽にご相談ください。御社のニーズにあわせたご提案や、成功事例をご紹介します。
施設管理ご担当者様の参考となる資料を豊富にご用意しております。
ご希望の方はこちらからお申し込みください。



