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「サーキュラーエコノミー(Circular Economy)」

サーキュラーエコノミーは、EUが2015年12月公表したことで世界的に広まった概念ですが、和訳すると「循環経済」と呼ばれています。

 

環境省のホームページによると、従来の3R(Reduce・Reuse・Recycle)の取り組みに加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動であり、資源・製品の価値の最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指すものと、定義されています。

 

わかりやすく言い換えると、そもそも3Rの考え方は、少なからず廃棄物が発生することが前提になっていますが、サーキュラーエコノミーの考え方では、廃棄物と環境汚染が発生させないことが軸になっています。即ち、製造・建築等を行う時から、再利用やリサイクルがしやすい材料を用いた設計を行い、寿命をのばすためのメンテナンスや利用効率の向上などを重視した考え方ということができます。

 

サーキュラーエコノミーを施設という観点で考えた場合、二つのシーンで考える必要があります。一つが建築に関すること、もう一つが維持保全に関することになります。従来の建築では、スクラップ&ビルド型という比較的短い期間での建て替えでしたが、施設をできるだけ長く使うというストック型への移行が重要になります。また、新たに建築する時から、解体時に資材の再利用を前提とした建築を行うという取り組みもすでに始まっています。2017年にオランダで建築されたCIRCL(サークル)はその好例ではないでしょうか。

 

一方で、良質なストックを残すための維持保全が大事になってきます。ストックすることは、時期が来ればつくりかえるという従来の考え方と比較するとコストを抑えることができます。また、建築廃棄物を減らし省資源化に繋がり、環境負荷低減という社会的責任も果たすことができます。しかし、そこには、建物の老朽化という大きな壁が立ちふさがっています。

 

今後、施設の長期運用が進めていくなかで、老朽化という問題に対し、中期計画、長期計画といった将来にむけたリスクをしっかりと予測し、事前に対策を講じていくことがますます重要になっていくことは間違いありません。 そして、この考え方こそがファシリティマネジメントの基本的な考え方になっています。つまり、ストック市場を作り上げ、サーキュラーエコノミーを実現していくためにもファシリティマネジメントの考え方は、ますます重要になってくるといえます。(P.Sちか)

【2022年7月公開】

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