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Well認証

「Well認証」という言葉をご存知でしょうか?

 

Well認証(Well Building Standard)とは、2014年に発表された国際ウェルビルディング協会(International WELL Building Institute)が運営する国際認証制度で、ファシリティ内で暮らすまたは働く人々の「健康」と、空間の「快適性」に焦点を当てた「空間の環境評価システム」です。同年のリリース以降、世界的に普及が進んでおり、2021年4月時点で世界27カ国425件(日本は12件)のファシリティが認証されています。オフィスビルにおいてはワーカーが心身共に健康であれば、業務パフォーマンスが向上し、企業全体で労働生産性が高まるという考え方があります。健康経営や働き方改革などに取り組む企業にとっては、その目指すべき方向性や達成度をグローバルな指標で評価できることから、日本の企業でもWell認証への関心が高まっています。

 

もう一つの背景として、少子高齢化に伴う若年求職者の減少問題があります。価値観の多様化が進む現代社会においては、従来のような自己犠牲的な働き方は敬遠され、若年層の多くは、より自分らしさを尊重して働ける企業を求めています。中でもワークライフバランスの取り組みは若年層に高く評価される傾向にあり、加えて身体的、精神的、社会的にも健やか・安心・快適に働ける就業環境であることが重要視されています。Well認証はこれらのニーズと強く関連した評価基準であることから、多くの企業がWell認証取得に取り組み始めています。

 

Well認証の評価項目は、10のコンセプト(空気、水、食物、光、運動、温熱快適性、音、材料、心、コミュニティ)で構成され、認証を受けるためには各コンセプトに設定された必須項目のすべてを満たし、必要な数の加点項目を取得することが必要となります。さらに、これら各項目の評価点数に応じて、シルバー、ゴールド、プラチナなど、評価レベルに応じた認証が付与されます。

 

例えば、あるアメリカのオフィスでは、年月と共に変化した窓ガラスの色合いの影響により室内に入り込む日光にバラつきがあるという問題を解決するために、まずワーカーが集まる共有スペースやワークステーションを窓の近くに配置し、さらに、ワーカーの動線上には天井から均等に光を拡散する照明器具を採用しました。このオフィスでは自然光と人工照明を上手く掛け合わせながらワーカーの生産性や健康に寄与する照明環境を整備したことがWell認証における加点評価となりました。

 

このように、Well認証の取得は企業の持続可能な発展を見通すための術でもあります。

 

企業として充実した健康経営を図るためにも、Well認証の取得を視野に入れた就業環境の整備を検討されてみてはいかがでしょうか。(KOB)

【2021年6月公開】

画像出典:リフォーム産業新聞(https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/14379.php

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