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清掃業務仕様の設定効果

清掃業務を外部委託しているケース、または、社員等による内製化をしているケースなど、事業者によって様々です。弊社の経験則から、どのようなケースであれ、清掃業務仕様の設定をすることにより、様々なメリットが発生することは明らかです。

清掃業務仕様の設定がもたらすメリットとしては、主に、「事業者のリスクヘッジ」、「清掃業務品質の向上」、「社員心理への好影響」が挙げられます。清掃業務仕様を設定しなかったとしても特に罰則があるわけでもありませんが、むしろメリットの方が大きいのです。ここでは、それぞれのメリットをご説明します。

 

「事業者のリスクヘッジ」の観点では、外注業者である清掃業者(内製化の場合には社員等)のモラルがそのまま事業者のモラルとして評価されます。例えば、ワックス剥離清掃をした際に発生する汚水を中和せずに排水する、またはSK(Slop sinK: 掃除用流し)に流さない、汚水を持ち帰らないことにより近隣環境に深刻な影響を与える可能性があります。弊社では、独自の「環境負荷を低減した清掃業務仕様」を設計し、清掃業務仕様のマスト要件とベター要件を設定し運用しています。これにより、事業者が被るリスクをヘッジしています。

 

「清掃業務品質の向上」においては、清掃業務仕様を設定することにより、マネジメントサイクルである「Plan Do See」を回すことができ、結果として、品質の向上が見込めます。Plan(計画)フェイズでは、業務範囲、業務頻度、作業内容、スケジュールなどを設定します。Do(実行)フェイズでは、実際の運用を行います。See(評価)フェイズでは、業務上の改善点・変更点の洗い出しを行います。このようにきちんと「マネジメントサイクル」を回すことによって、品質を「スパイラルアップ」し続けることができます。

 

「社員心理への好影響」については、ある学会の研究結果によると、高いモラルでの高い清掃品質を実現することにより、その環境で職務に励む社員のモチベーションが高くなる傾向があります。具体的には、「社員の組織市民行動レベルの向上」、「社員の職務満足感の向上」、さらには、「個人業績・生産性アップ」が見込まれます。

 

最適な清掃業務仕様の設定には専門性が必要です。アウトソースを上手に活用することにより、業務仕様の充実を図り、その結果、上記のようなメリットを生むことができます。これらを提案、推進していくのも、ファシリティマネジメントの一環だと考えています。

【2011年9月公開】

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