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FM TIPS 

マンションマネジメント/専門サービス

前回は、私たちの3つ目のビジネスセグメント(※1)「マンションマネジメント」において、共通サービス「ファシリティ・サービス・マネジメント」の導入により、「費用対効果の向上」、「安定収支の実現」、「最適な投資策の選定」が可能となるとお話しました。今回は、専門サービス「マンション運営支援・サービス」についてお話しします。

 

「マンションマネジメント」のサービス提供先である区分所有マンションの管理組合様にとって、「区分所有マンションに関わる様々なトラブルの回避」は最大の関心事の一つだと思われます。アウトソーサーであるマンション管理会社は、同様なトラブル事例により、「組織知」としての対処法を保有しているため、トラブルを未然に防ぐ様々な方策を提供することができます。では、専門サービス「マンション運営支援・サービス」の導入事例より、その方策のいくつかをご紹介します。

 

まずは、「管理員教育の徹底」です。管理員および管理員室は、区分所有マンションへの来訪者にとっては窓口であり、その品位や品質が、そのまま区分所有マンションの品位を表すと言っても過言ではないと考えます。そのため、管理員室の美化には徹底したこだわりをもってのぞむ必要があります。実は、そのような心持ちが、来訪者への高いホスピタリティにつながり、ひいては、対人関係のトラブル回避につながるわけです。

 

次に、「未収金対策の強化」です。「管理費の未収」は、業務を停滞させるリスクを発生させます。また、「修繕積立金の未収」は、管理組合様が所有するファシリティの中長期の改修・修繕に当てられる大事な原資が不足し、施設を最適な状態に保てないということにもなりかねません。そのような事態になるのを避けるため、事前に、未収金が発生した際の対応手順を標準化し、毎月、管理組合様とマンション管理会社との間で回収状況の現状認識を行い、その対策を共有する必要があります。

 

最後に、「収支の見える化」です。管理組合様の資産である区分所有マンションを最適な状態に保つ原資である「管理費」や「修繕積立金」などは適正に管理されなければいけません。その一つの手段として、すべての支出を記載した月次の「支払一覧表」と、決算報告の一部として「支払明細書」を提示することにより、管理組合様の「収支の見える化」をはかることができます。

 

このように、専門サービス「マンション運営支援・サービス」の導入により、「管理員教育の徹底」、「未収金対策の強化」、さらには「収支の見える化」がはかられ、区分所有マンションにおける様々なトラブルの回避が可能となるわけです。次月は、今年度お話してきました「FPI’s TIPs」の振り返りをしてみたいと思います。(大の字)

 

(※1)      ビジネスセグメント: 属性により分類した事業領域
[2013年2月公開]

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