ファシリティマネジメント(施設管理)
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FM TIPS 

プロパティマネジメント/専門サービス

前回は、「プロパティマネジメント」において、共通サービス「ファシリティ・サービス・マネジメント」の導入により、外注コストの削減はもとより、「専門ノウハウの活用」、「データベースの構築」、「業務の高度化」が可能になるとお話しました。今回は、「プロパティマネジメント」における専門サービス「プロパティ管理」についてご説明します。

 

賃貸マンションやビルのオーナー様にとっての最大の関心事は、運用もしくは保有している事業用ビルや居住用施設の、「キャッシュフローの最大化」であると思われます。その実現のために、私たちアウトソーサーが提供できるサービス価値の一部を、携わったマネジメント事例からご紹介します。

 

まずは、「資産価値の向上」です。資産価値とは、「賃貸市場における施設の優位性」を獲得することであり、ひいては、既存ならびに潜在テナント様のニーズを施設に反映させることです。例えば、施設の美観を向上させることはもとより、様々なソフト面でのバリューアップ支援を行います。省エネルギーをはじめとした「環境にやさしい」仕様とすることにより、環境保全に関心が高いテナント様のニーズに対応する、情報通信システムの安全性に対する意識が強いテナント様向けには、そのセキュリティシステムや電源のバックアップシステムの構築を行う、などもその一例です。

 

次に、「リレーション(関係性)の向上」です。オーナー様にとっては、常に高い入居率を実現することが最大の関心事ではないでしょうか。そのためには、上記のように資産価値を向上させることはもとより、テナント様とのリレーション(関係性)を向上させることも有効です。ここで再認識しなければいけないことは、アウトソーサーにとってのお客さまはオーナー様であると同時にテナント様であるということです。テナント様のニーズを把握するためのアンケート調査の実施、グリーティングカードの送付、さらには施設内での季節感の演出などにより、コミュニケーションを充実させることによっても、テナント様の継続入居に寄与することができると考えます。

 

最後に、「トラブル・リスクの回避」です。事前協議の上、未収金発生を想定した集金マニュアルを作成する、コンプライアンスの観点で、各関係法令(消防法、暴対法、個人情報保護法など)の遵守状況を監視する、ことなどにより、想定されるトラブルやリスクを未然に防ぐことができます。

 

黙っていても資産価値が向上し、貸手市場である時代は、残念ながら過去の話となってしまいました。今現在求められることは、賃貸市場における「資産価値の向上」、「リレーションの向上」、「トラブル・リスクの回避」のマネジメントを、信頼できる専門家集団に戦略的にアウトソーシングすることにより、「キャッシュフローの最大化」につなげていくことだと言えるでしょう。

 

次月より、3つ目のビジネスセグメント(※1)である「マンションマネジメント」についてお話ししていきます。(大の字)

 

(※1) ビジネスセグメント: 属性により分類した事業領域
[2012年12月公開]

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