ファシリティマネジメント(施設管理)
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FM TIPS 

プロパティマネジメント/共通サービス

前回、前々回と、私たちの3つあるビジネスセグメント(※1)の1つである「コーポレート・ファシリティ・マネジメント」における提供サービスについてお話しました。今回より、もう1つのビジネスセグメント「プロパティマネジメント」における提供サービスについてお話します。

 

「プロパティマネジメント」のサービス提供先は、賃貸マンションやビルのオーナー様です。これらのお客さまは、運用もしくは保有している様々な施設(事業用ビルや居住用施設)における施設管理業務をなんらかの形で行っています。

 

私たちはアウトソーサーとして、賃貸マンションやビルのオーナー様を代行して、施設管理業務におけるきめ細かな日々の「マネジメント(Management)業務」を行います。つまり、共通サービスである「ファシリティ・サービス・マネジメント」はこのビジネスセグメントにおいても適用されます。

 

ここで、私たちが携わったマネジメント事例から、共通サービス「ファシリティ・サービス・マネジメント」の導入により想定される3つの「マネジメント効果」をご紹介します。

 

最初は「専門ノウハウの活用」です。自主管理をしている賃貸マンションのオーナー様は、最低限必要な施設の各種法定点検などは実施していますが、ノウハウ不足のため、巡回点検による施設不良の早期発見や体系的な改修・修繕計画立案を行うことができませんでした。そこで、アウトソーサーの専門ノウハウを活用することにしました。

 

次のステップは「データベースの構築」です。自社保有の施設管理を、20年来常駐している管理人の「経験知」のみに依存していたビルのオーナー様では、実業務である「ファシリティ・サービス」の体系的な業務仕様が存在せず、また各種ファシリティデータ(機器台帳、修繕履歴など)の管理もされていませんでした。そこで、アウトソーサーに「業務仕様の体系化」と「データの見える化」を依頼することにしました。

 

そして最後は「業務の高度化」です。施設の定期清掃や設備定期点検を個別の会社に委託していた複数の賃貸マンションを保有しているオーナー様では、委託先の会社ごとに業務品質、報告レベルが異なるため、業務実施状況を適正に把握するために大変な労力がかかっていました。そこで、コア業務に人的リソースをシフトさせるために、アウトソーサーに業務実施管理も含め、一元委託することにしました。

 

このように、「プロパティマネジメント」において、共通サービス「ファシリティ・サービス・マネジメント」の導入により、外注コストの削減はもとより、「専門ノウハウの活用」、「データベースの構築」、「業務の高度化」が可能となります。

 

次月は、「テナント対応」や「不動産取得売却」などの専門サービス「プロパティ管理」についてご説明いたします。(大の字)

 

(※1) ビジネスセグメント: 属性により分類した事業領域
[2012年11月公開]

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